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この世に邪悪が蔓延るとき、必ずや現れるといわれている希望の存在。女神アテナを守るため、聖衣(クロス)と呼ばれる超金属製の鎧を纏って戦う88人の闘士の総称。単に「聖闘士」と表記される場合は、「アテナの聖闘士」を指す。
自己の実力の及ばないところを天佑によって補うため、それぞれが天空の星座を守護に持つ。つまり88の星座それぞれに対応し、88人の聖闘士が存在するといわれる。それぞれの守護星座を称号として、○○○座(守護星座)の△△△(本名)と呼ばれる。
聖闘士は、黄金聖闘士(ゴールドセイント)、白銀聖闘士(シルバーセイント)、青銅聖闘士(ブロンズセイント)の3階級に分けられ、広義では正式な称号を持たない雑兵も聖闘士と呼ばれることがある[3]。また何人かの黄金、白銀聖闘士の下では、素質を見込まれた多くの聖闘士候補生が修行している。88人の内訳は黄金12人(黄道十二星座座に対応)、白銀24人、青銅48人[4][5]とされる。実力は黄金>白銀>青銅と考えられているが、本人がどの階級の聖闘士になるかは、各々の聖闘士に生来宿命づけられている物とされ、実力が向上すれば聖闘士の階級が変わるということは、あまりみられない。よって青銅、白銀聖闘士でありながら、黄金に匹敵する実力を持つ聖闘士も存在する。星矢達主役5人がその典型であり、白銀聖闘士でありながら黄金聖闘士と同等もしくはそれ以上の実力者とされるオルフェやアニメのアルビオレも存在する。また、黄金聖闘士でも最強クラスに匹敵する実力を持ちながら、白銀/青銅聖衣すらも与えられず、サガの「影」的な存在に甘んじ、悪事に手を染めていたカノンのような例もある。しかし、「冥王神話ND」では、童虎とシオンが聖戦の勃発に際して青銅から、それぞれ天秤座と牡羊座の黄金聖闘士に昇格を任じられている。
アテナが武器を嫌い、それを持って戦うことを禁じているため、聖闘士となる者は修行で己の肉体を極限まで鍛え、原子を砕くという破壊の究極を身に付けており、己の中の「小宇宙(コスモ)」を燃やすことによって潜在能力を引き出し、想像を絶する破壊力を発揮する拳を持つまでに至る。そのため、その拳は空を引き裂き、その蹴りは大地を割ると伝えられている。
聖闘士は守護星座の形がそのまま自らの急所「星命点」となる[6]。
「聖闘士に同じ技は二度と通用しない」といわれる。確かに一撃目はなすすべもなくやられた強力な技に対しても、二度目は見切ってこのセリフを吐く(あるいは対戦前に一度技を見ていた場合など)という描写はよく見られる。
本来、聖闘士は女性であるアテナを守護する
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という意味合いから、男性しかなることが出来ないが、女性が聖闘士となる場合、自ら女であることを捨てるため、常に仮面を被ること・素顔を見られた場合、素顔を見た人間を殺すか愛する、という2つの条件が課せられる[7]。
※原作では述べられていないが、実際に88人の聖闘士が集結したことはほとんど無いという[4]。聖戦に参加した人数は、本編よりも243年前に起きたハーデスとの前聖戦に参加した79人が最高人数とされる[4]。また戦神アレスとの聖戦に参加した聖闘士は58人だったという。
※アンドロメダ星座の星雲鎖(ネビュラチェーン)や地獄の番犬星座の鋼球鎖、カメレオン星座の鞭、鳳凰星座の尾羽(シャカに対して戦闘序盤に手裏剣のように使用)、御者星座の円盤(ソーサー)のように武器にしか見えない装備品を持つ聖衣もあるが、これらはあくまで下級聖闘士が上級聖闘士の任務を補助するため、もしくは自身の拳を振るう前の牽制用の装備品として位置づけられている[8]。天秤星座の聖衣には6種12個の武器が仕込まれているが、アテナの許可がなければこれらを使うことはできない。本編以前に使われたのはアレスとの聖戦の時だけである。
雑誌での連載初期は、聖闘士を指す呼称として「○○聖衣」(例:星矢達を指して青銅聖衣と呼ぶなど)と呼んでいた。ジャンプコミックス初期では、修正されずそのままになっているが、後に出た文庫版などでは「○○聖闘士」と修正されている。
聖衣(クロス)
聖闘士が身にまとう防具。各々の守護星座の形を象ったオブジェ形態から分解・変形して、聖闘士の身体を包む防具になる。
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である聖闘士の小宇宙の高まりに応じて重さと攻撃力が変化し、闘争心がないなど小宇宙が低いときにはただの重い防具に過ぎないが、小宇宙が高まることで軽くなり攻撃力も増す。聖衣は階級別に青銅聖衣(ブロンズクロス)、白銀聖衣(シルバークロス)、黄金聖衣(ゴールドクロス)の3種類があり、更にアテナの血を浴びることで(牡羊座のシオン曰く)「最強最後の聖衣」となり、ハーデスの結界の影響を受けない、超次元の移動が可能になる、神聖衣(ゴッドクロス、後述)へ進化するといった特別な能力を発揮する。
聖衣には生命があり、少しの破損なら自己修復できる。しかし、それができないほど激しく破損したり、長い間装着者が不在する期間が続くと死んでしまうこともある。死にかけた聖衣を復活させるためには、大量の聖闘士の血液が必須。ただし、鳳凰星座(フェニックス)の聖衣は例外で、徹底的な破壊を受けても唯一自己修復できる機能を持つ聖衣である。
連載中は、聖衣がどのような構造になっているかを詳しく解説した「聖衣分解装着図」が人気を集めた。
※原作では述べられていないが、聖衣は元々アテナが第一次聖戦時に海皇配下の海闘士(マリーナ)が纏う鱗衣(スケイル)に対抗して、天空の星座を設計図としてムー大陸の錬金術師たちによって作られたもの[9]。材料はオリハルコン、ガマニオン、星粉砂(スターダストサンド)を用いる。しかし、ムー大陸が沈没し、聖衣の制作、修復技術はほとんど失われてしまい、唯一、牡羊座の黄金聖闘士ムウだけが聖衣を修復できるのみとされていた。冥王との戦いで彼が戦死した後は、城戸沙織の命を受けたグラード財団が修復を引き継いでいるとされる[10]。
※なお、乙女座・水瓶座の黄金聖衣の
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は、読者からの公募作品による。
神聖衣(ゴッドクロス)
通常の聖衣がアテナの血を浴び、小宇宙を極限まで高めることにより誕生する。青銅、白銀、黄金の全てを超える限り無く神衣に近い防具である。形状は元となる聖衣の意匠を引き継ぎつつ神々しい装飾となり、全身を覆う形となる。また超次元を飛ぶための翼が生える、神の攻撃を受け止める程の防御力をもつなど、特別な能力を発揮する。眠りを司る神ヒュプノスの発言によれば、現代の星矢達5人が復活させるまでは、遥か神話の時代に1度見たことがあるだけという、まさしく伝説の聖衣。
聖闘士カード(セイントカード)
聖闘士は、敵を倒したときに誰が倒したかを明らかにするため、自分の星座を示した札を倒した者の傍に置くことがある。これを投げることにより、遠くにある標的を攻めることも可能。基本的に殺傷能力はないが、カラスを打ち落とす程度のことは出来る。
聖域(サンクチュアリ)
ギリシャにあるアテナ神殿周辺の地域。結界で守られているため、一般の人間は立ち入ることができず、その存在すら知覚することができない。アテナ神殿にたどり着くためには十二宮の全てと教皇の間を突破する必要がある。
十二宮(じゅうにきゅう)
聖域にある黄道十二宮の名がつけられた12の神殿。アテナ神殿を守るための結界であり、それぞれを黄金聖闘士が守護している。頂上にあるアテナ神殿にたどり着くためには白羊宮から順番に上っていかねばならず、テレポーティションなども不可能とされる。氷河がサガの幻影が繰り出す
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によって3番目の双児宮から7番目の天秤宮へ異次元経由で移動したほか、天秤座の黄金聖闘士である五老峰の老師(童虎)が、氷の棺に閉じ込められた氷河を救うために、中国からギリシャにある聖域の天秤宮まで、天秤座の黄金聖衣を弟子の紫龍たちの元にテレポートさせたケースもある。
父を事故で亡くし天涯孤独になった女子高生の星泉が、遠い血縁に当たる弱小暴力団「目高組」の四代目を継ぐ事になり、4人の子分と共に対立するヤクザと戦う、というストーリー。続編に『卒業-セーラー服と機関銃・その後』(カドカワノベルス)がある。
薬師丸ひろ子主演で映画化され、1981年暮れに公開されるや大ヒットとなった。荒唐無稽な原作を監督 相米慎二が荒削りながら生々しいタッチで演出し、少女が大人へと変わっていく様を描いた異色の青春映画に仕立て上げている。薬師丸が歌う同名の主題歌も大ヒットした。
1982年には原田知世が主演でテレビドラマ化された。
2006年には長澤まさみ主演でリメイクされ再びテレビドラマ化されて全7話を放送した。
角川文庫で発刊されている本書のカバーは、薬師丸ひろ子及び原田知世の写真、ないしはイラストを経て、2006年10月発売版は長澤まさみの写真である。 また、初版である主婦と生活社の単行本表紙は、なんとセーラー服ではなく、ブレザータイプの制服を着た女子高生のイラストとなっている。
映像作品ではタイトルに反し、どのシリーズでも星泉が撃つのは機関銃ではなく短機関銃や突撃銃である。そのため、本作が「機関銃」という用語の誤用に一役買ってしまったのではないかと見る者もいる。もっとも、このような誤用は他国でも見られるので、本作が原因とは特定できないかもしれない(短機関銃#機関銃と短機関銃の区別の問題参照)。
1981年12月19日、全国東映系で公開。角川映画の代表作の一つで、主演の薬師丸ひろ子の人気と知名度を決定づけた大ヒット作。角川文庫化に合わせての角川商法(小説と映画のメディアミックス)といえる。
1981年夏、主演の薬師丸(当時東京都立八潮高等学校2年生)の夏期休暇に合わせて、東京・新宿周辺でのロケを主体に撮影された。撮影に際し監督の相米は薬師丸をショートカットの髪型にさせているが、主演の若年女優をショートカットにするのは以後数作にわたり相米作品の特徴となった。
相米作品の大きな特徴である長回しの手法が多用された結果、撮影時間が膨大になってしまったと言われ、1981年暮れに公開された版は重要部分が大幅にカットされており、ストーリーの展開が非常に分かりづらくなっていた。最初の版が公開されて数ヶ月後の1982年夏には、カットされたシーンを付け加え、「完璧版」と称した長尺版が公開された。「完璧版」公開の際には、薬師丸が「野性の証明」で映画デビューした直後(1978年)、TBS系で放送された主演ドラマ「装いの街」が併映されている。「完璧版」の公開初日、大学受験のため芸能活動を控えていた薬師丸が新宿東映会館(映画館)に姿を見せ、報道陣のインタビューを受けるというハプニング (?) もあった。
薬師丸が機関銃を撃ち「カ・イ・カ・ン!」とつぶやく有名な場面では、破裂して飛び散った瓶の破片が薬師丸の顔面に当たり(鼻のすぐ脇)、軽く出血を見る傷が生じた。薬師丸本人は怪我を負ったことに気がつかなかったようだが、すぐ脇に立っていた渡瀬恒彦は異変に気がつき、薬師丸をかばう(手当を受けさせるようエスコートする)ようなそぶりを見せている。傷は軽く、跡が残るようなものではなかったと言われるが、映画撮影終了後に撮影されたと思われる主題歌のレコードジャケット写真では、メイクによってこの傷(出血)が再現されている。
薬師丸が撃っていた銃は、M3短機関銃(通称グリースガン)。もちろん実銃ではない。なお有名なカイカンという台詞は原作にはないオリジナルのものであり後述されている長澤まさみが演じたドラマでもそのような台詞は出て来ない。しかしながら この映画があまりにも流行しカイカンの台詞が度々物まねやパロディー化されたため セーラー服と機関銃=カイカン、と勘違いしている人間も少なくない。